サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）とは、60歳以上の単身並びに夫婦世帯を対象としたバリアフリー構造の賃貸住宅を指します。利用者は自立度が高いため、生活相談サービスや安否確認がメインの仕事です。また、サ高住では介護サービスの義務がないため、入居後に介護が必要となった場合は外部の訪問介護サービスを利用します。最近では、施設内に訪問介護事務所やデイサービスを併設しているところなどもあり、施設ごとにサービスが異なります。転職する先を決める上で、その施設がどのようなサービスを行っているかを事前に調べる必要があります。身体介護よりも身の回りのお手伝いをすることがメインとなりますので、買い物代行や掃除洗濯のサポートなど使用者が快適に安心して生活できるように動くことが求められます。

転職する上で求められる資格は、介護職員初任者研修以上のものが一般的です。ただし、フロント業務などは未経験者や無資格者でも可能となっています。その場合、入社後に資格取得を目指すことも可能です。業務内容も利用者の生活スタイルに合わせて柔軟に対応することが求められるため、他の介護施設に比べてスケジュールが流動的です。ただし、利用者の介護レベルによってはそれなりの身体介護も求められますし、入居者の状況によっては体力を多く消耗する場合もあります。仕事はシフト勤務となり、夜勤を除いて1日8時間勤務が基本です。24時間見守りをするため、交代制の勤務となります。年々サ高住の需要は伸びており、今後も介護職員のニーズは高まると考えられます。その他、サ高住について詳しく知りたい人は、こちらのサイトを参考にしてみてください。